それで良いの?。

昨今 地球温暖化によると見られる海面の上昇や、ダム

建設による海への土砂の供給が止められて海岸線、特

に砂浜の侵食が進んでいます。


今 いろんなところで、自治体によって「海岸線の侵食を

防ぐ」の名目で防潮堤を建設したり、テトラポッド等の離

岸堤の設置がなされています。


しかし果たしてそのうちの何割が本当の護岸や養浜の

目的で建設されているのかや、その方法が本当に有効

な手段で有るのかは大きな疑問です。


私の故郷の海岸も子どもの頃は、野球が出来る広さの

砂浜が有りましたが、今は防潮堤を兼ねた海岸道路に

なってしまい砂浜と呼べるものは無くなりました。


海岸道路など無くても、住んでる人は何の不自由も無く

生活が出来てました。

広い砂浜のお陰で、海岸が侵食される心配も全く有りま

せんでした。


又 サザエやトコブシやイイダコが沢山獲れた岩礁の上

に、テトラポッドが高く積み上げられてしまいました。


岩礁だけで充分波の勢いを弱めてくれるのに何故その

上にテトラポッドを積む必要が有ったんでしょうか?。


一度壊してしまった自然の景観は、二度と元の姿に戻

す事は出来ないんですよね。


現在、千葉・外房で始まった住民無視の工事の報に触

れて、改めてそんな事を考えていました。