アダルト・・・・。

フィンランドの、お酒を控えようのプロモーションで、酔った大人の姿が

子どもにはこんな風に映ってるという映像だそうです。









身体的にも精神的にも未成熟な子どもにしたら、酔って正常な姿から

逸脱した大人はまるで恐ろしいモンスターに思えるんでしょうね・・・・。








この話題とはまた別問題かも知れませんが 以前はアルコール依存症

の親を持つ子どもは、『アダルトチルドレン』 になる可能性が高いと言

われていました。


アダルトチルドレンとは周知の通りで、大人になりきれてない大人や、

子どもっぽい大人、精神的に幼稚な人の事をいうのでは有りません。)







以前は、幼少期にアルコール依存症の親に育てられ 大人になってか

らも生育歴が影響し生き辛さを感じている人達のことを言ってました。







最近では、アルコール依存症で無くても、仕事依存症の父や過干渉の

母親、極度の厳格や放任主義家庭など、所謂 機能不全家庭(家族が

家族としての役割を果たしていない)に育ってその時の心の傷がその

まま残って、その後の人格形成に強く影響して 社会的不適応を起こし

てしまった人達の事を言います。






生育過程で母親や父親に充分に甘える事が出来ない寂しさを、子ども

なりに何らかの無理をして乗り越えようと心を傷めるのでしょうね ・・・。






アダルトチルドレンの一般的な傾向として、例えば 「非行に走る」 「他

人と自然な態度で接するのが苦痛」「どんなに辛いことがあっても泣け

ない」や「全ての問題を自分一人で解決しなくてはいけないと考えてし

まう」 等々その人によって様々ですが常に生き辛さを感じています。






中には薬物やギャンブルに依存してしまって、一度きりの人生を台無し

にしてしまうケースも有ります。





機能不全家庭が少しでも通常の機能をするようにと子ども自らが身に

つけた能力が、結果的に社会に出てから 生き辛さを感じる性格として

残ってしまった人達がアダルトチルドレンと言う事になります。







アダルトチルドレンそのものは病気では有りませんが、「パニック障害

「不安神経症」 「対人恐怖症」 最悪の場合 「うつ病」 の発症等々いろ

いろな精神疾患を引き起こす可能性を持っています。






現実には自分がアダルトチルドレンとは気付かずに、精神疾患を発症

してメンタル系の医療機関を受診した時に初めてその事を知らされる

ケースも有るようです。







私も仕事の関係上または、私生活の中で 恐らくこの人はその事で生

き辛さを感じながら生きているんだろうな〜、と思える人と接する事が

無くもないです。







ちょっと話がそれましたが、お酒を楽しむのも大いに結構ですが、子ども

の幸せな将来を考えたら、少なくとも子どもの前では酔った醜い姿は晒

さない事ですよね。